お知らせ

麻酔科専門医試験対策のページもよければ見て下さいね(^^)

2020年9月2日水曜日

新しいブログへの引越し

 こんにちは🤗

Bloggerだと少し不便な部分がありましたので、以下のブログを周術期管理チーム試験対策や、麻酔科研修用に立ち上げましたので、機会があれば是非来られてください。



2018年11月19日月曜日

ペースメーカ・ICD・CRT-Dその①(普通のペースメーカ)

概略
昨今マラソンの解説などでもよく聞くようになりましたが・・・(ペースメーカが今外れます、などと)。研修医の皆さんはテンポラリ(一時的)のペースメーカを内頸静脈経由で留置している時になにやら怪しげなダイヤルのついた機械が付いているのを見たことがあると思います笑。また手術前に変な機械を患者の胸(ペースメーカの直上)においてなにやら昔のパソコンのような大きな機械で設定を行なっているのを見たこともあると思います。心臓外科の手術では心外膜に直接リードを固定して、麻酔科側に心臓外科医がコードを投げてきて色々設定しているのを見たことがあると思います。
このように日頃もよく見かけるペースメーカ/ICD装着患者ですが、口頭試験で問われたのは56回までで4回(56-1-1、55-1-1、50-4-2、43-10)です。聞かれることのバリエーションはあまりありませんので、しっかり押さえておきましょう。また通常のペースメーカに加えてCRT-Dが52回(52-3-2)で問われています。実技試験でも一度49回試験で問われています(コードの意味、術中の取り扱い、心電図波形からの形式の読み取り)。
出題された原因疾患はBrugada症候群(ICD植え込み患者)、洞不全症候群、徐脈頻脈症候群です。あと実際の臨床でよく見る原因疾患は完全房室ブロックや、徐脈性の心房細動などでしょうか。
必ず聞かれるのは術中の設定です。症例に応じた対処をします(後述)。その他50回ではペースメーカコードの意味、43回ではペースメーカ不全が疑われる術中徐脈が出題されています。
第1稿では一般的なペースメーカ、2稿ではICDとCRT-Dについてお話したいと思います。細かいことを言い出すともう教科書を読んだ方がいいと思うので、ざっくりとこういうものだよ、ということが分かればいいと思います。

2018年10月30日火曜日

頭蓋内圧亢進症・術中頭蓋内圧管理

概略

現在(第43〜56回)までに脳神経外科領域手術の出題は15例。そのうちオーソドックスな開頭術は11例(STA-MCA、CEA、経蝶形骨洞下垂体腫瘍摘出術は除く)です。さらにそのうち頭蓋内圧亢進症状・状態を呈しているのは6例です。脳外科の手術が出た時点で、頭蓋内圧亢進症については念頭に置いておかなければいけませんね(普段の臨床でも当然考えているとは思いますが・・)

Brugada症候群

概略

 筆記試験では出題されたことがありましたが、口頭試験では56-1-1が初出題です。
 10年ほど前に全科当直をしていた時に、主訴は忘れましたが20代の元気な男性が夜間外来を受診して心電図をとった時の波形がBrugadaっぽくて(少なくとも当時はそう見えた笑)、これはヤバし、と経過観察および翌朝のコンサルと目的に一泊入院させたことがあります。翌日循環器の先生に「全然ちゃうわ冷笑)」と一蹴された甘酸っぱい思い出が蘇ります。
 実際に56回で問われたものは、心電図による指摘(問題文ではその後Brugada症候群でICD植え込みしていると提示あり)と麻酔法、強いて言えば術前評価時の確認事項くらいでした。